Wrangler Flannel shirt(1980's)
1980年代のアメリカ製のネルシャツ。
時代的に国際化の流れの中、一部シャツ類ではアメリカ国外の契約工場で製造されたモデルも存在した。
このプリントネル生地を採用したシャツとほとんど同じものでも欧州やアジアで製造された物も同時期に存在していたが流れとしてアメリカ製→国外と云う単純な流れではないようだ。
そういったところはアメリカ製に固執した大定番であるウエスタンシャツとの違いのようだ。
赤いチェック柄の生地で縫製はロック縫いで大半を済ます簡素な作りだ、ボタン類も全てプラスチックボタンで縫製も細番手のオールスパン糸。
両胸ポケットにはフラップも簡略化されネルシャツ=ワークシャツのイメージからすると随分と頼りない存在感で実際にはカジュアル衣類として当時扱われていたのが想像出来る。
上部にアメリカ製の表記が入る1980年代ではカジュアル系シャツ類に見られるタグだ。
同デザインで生産国が異なるタイプが複数あり、その中にはウエスタンシャツもあるが通常のホースマーク入り紺タグの本家ウエスタンウエアよりも作り的にどれも甘い。
1970年代にも見られた大型のフラッシャーが付属し、胸ポケットには茶色のピースネーム・タグが付けられている。
シンプルだがアメリカンブランドらしい雰囲気溢れるパーツだ。
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