CONVERSE ALL STAR Lo(1980's)
	１９８０年代前半のオールスター、ローカットモデル。 チャックテイラーラベルでなくなって僅か数年後のモデルなだけにまだまだ良い意味での古臭さを感じる事が出来る名品だ。 ラストは１９７０年代後半と大差なくソールの厚みもまだ感じられ、シューレースもコットン素材を採用した最後のモデルとなる。
	ヒールラベルは１９７０年代末にモデルチェンジしたオールスターラベル。 生産国表記がなくなっているがほぼ同一のデザインが現在でも採用されている。（云うまでもなく今ではアメリカ生産はされていない） アッパーサイドの補強ステッチも１９８０年年代までの仕様。
	１９８０年代に突入するとインソールは青文字一色に統一されたのボックスタイプロゴになる。
	そもそもオールスターのモデル名の理由になったオールスターソール。 天然ゴム素材でデザイン的には時代的な変化が割と少ない伝統のパーツだ。
	ヴィンテージ一歩手前のオールドに過去分類・評価されていたがコンバース米本社倒産によりアメリカ工場閉鎖により、当り前であったアメリカ製オールスター消滅した余波を受けて昨今ではヴィンテージとして充分な評価・価値を受ける事となる。 割と近代化された印象の残る年代だが伝統の製法や機材から出来あがる品質は現代のバルカナイズシューズとは違う生命感溢れる素材感を持ち、その魅力は色褪せる事はない。