CONVERSE
1908年、創業者マーキスMコンバースはアメリカ、マサチューセッツ州モールデンにコンバース・ラバー・シュー・カンパニーを設立した。
その後1917年、世界の永久定番と呼ばれるコンバース・オールスターを販売しその後の業績と偉業はあえて語る必要がない程に有名であり、スニーカーの歴史=コンバースの歴史とも云える。
CONVERSE ALL STAR HI(1980's)
1980年代、アメリカ製のオールスターハイカット。
チャックテイラーから今にも繋がるALLSTARロゴのヒールパッチに変化しヴィンテージ感は薄れたがオールドとしての今にはない素材感を保っている。
状態はデッドストックだが天然ゴム素材であるソールの変色具合が時代感のある良い風合いだ。
1990年代以降との相違としてアッパーサイドの補強ステッチがあげられるがその傾斜には手作り故に個体差が多くソールサイドに隠れるものから極端に大きな弧を見せているものまで様々だ。
ヒールパッチは現在にも通じるものだがアメリカ製の表記が誇らしい。
フォキシングテープとキャンパスアッパーの繋ぎ目で糊が変色してシミのようになっているのも古めかしい製法故の味わいである。
キャンパスアッパーのカラーは今ではあまりみかけないパープル。
多色展開をしながらも毎シーズン新作や期間限定カラーを販売する手法はこの当時から行われていた。
シンプルな外観だが配色が変わるだけで印象がガラッと変化するのもオールスターの魅力の一つだ。
CONVERSE FastBreak2(1970's)
1977年に登場したファーストブレイク2は、一枚生地のキャンパスアッパー、カップ式のソールでスポンジインソールとコンバースにしては廉価な作りだが、それでも流石はコンバース、同様製法の他社よりは堅牢でクッションは優れている、更にアッパーの足入れ周囲にクッションを入れオールスターよりは格下のモデルだが軽量性はオールスターよりも勝っている印象を持てる。
インソールやヒーツパッチのデザインはオールスターと比較すると実年代よりも古く感じるデザインを継承している。
シンプルだが細部のディティールからくる全体の印象はやはりオールスターとは異なる個性がある。
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