バックポケット。
いつ見てもバランスの取れたラングラーらしい形状です、縦長の為、レザーウォレット類との相性はどれとも良い。
ただしマニフォールドのゴツイ形状のタイプだと破損しやすいプラパッチへのダメージが心配される。

各所に見られる縫製糸の始末がやられていないのもアメリカらしいところだ。
ただしデニムの場合その生地のタフさからシャツ類のようにた易く解れる事はない、正にリアルワークウエアだ。
フロントビュー。
よくラングラーの特徴としてトップボタン脇のフロントベルトループの間隔が広くカウボーイが好む大き目のバックルが合うとされていますが、このジーンズに限るとかなり狭くなっています。
年代に関わらず良く見られる?現象です。

色落ちは薄らとヒゲが出来かけています。
ビンテージデニムなので当然だが穿き込めばイイ色落ちをする、正し50年代の綾デニムや70年代初頭のブロークンデニムと比べると60年代のデニムは縦落ち感が弱いのが特徴だ。
バックビュー。
ベルトループはセンタが中央に配置されている。
生地の折り返しが集中し一番分厚い箇所だけに、時代的に技術力の向上が感じ取れる変化だ。
バランスとれておりベルトも通しやすい。
縫製とはほぼ全てスパンの為、非常に鮮明だ、そしてサイレントWは中央が低くこの時代特有のバランスを見せる。

所謂、復刻やレプリカがされる可能性が低い時代の11MWZなのでオリジナルの貴重さは不動です・・と云うかラングラータイプ自体があまり販売されていないので、より、そうなってしまいますね。



【購買手記】
サイトを何年もやっていると”最近”とか”近年”の意味が各ページで異なってくるのはしょうがないですね。
同様に”以前”もそうですが、とりあえずこれを書いている08年春先の段階ではアメカジブームとやらが雑誌等のやや意図的な流れで盛り上がっているのは嬉しいようなそうでもないような〜。
さて、そんな複雑な心境の時期では市場価格の高騰と云う玉数が全然増えない中、マニアには嬉しくない現状があったりしますね。
で、これはそのようになる2,3年前に購入した一本。
レプリカジーンズの定価とほぼ同額なので、まあ安い方かと満足してますが実用に関してはプラパッチの状態が気になって中々穿けないのが今も続いている”現状”です。
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