Lee 200-2822 (1980's)
1980年代の定番モデルのコーデュロイ素材タイプ。
この頃のリーは時代の潮流に合わせてかなりタイトなシルエットになっており、よりカジュアル化しているのが分かる。
このジーンズのジッパーはスコービル社のスクエアタイプを採用しているが同時期の商品にはタロン42やYKKジッパーも採用している場合もある。
普段はデニムのジーンズしか愛用してませんがトップスがG−ジャンの場合、色落ち具合が上下で極端に合わないとあまり見栄えが良くないので、このような異素材ジーンズは季節や着こなしにより重宝します。
レギュラー&オールド古着の世界では定番のアメリカ製コーデュロイ素材ジーンズだが、昨今デッドストックではなかなか手に入らなくなってきている。
これら以降の1990年代のアメリカ製デッドストックも同様だ。
1990年代、多くのアメリカ製品がアメリカ国内生産を終えた事によりアメリカ製に対する憧憬が更に強まった結果でしょうか?
国産の上質なコットン100%コーデュロイも素晴らしいが、これはこれでアメカジらしい風合いのある一本です。
Lee Kid's Jeans (1950's)
1950年代のメンズではなくボーイズ用ジーンズ。
今では見られない派手な染め生地だがデニム(厳密には軽オンス・ダンガリー)も存在する。
ディティール的にメンズとの違いが多く特徴的だがウエアハウスがブルー&グレーのラインで模倣したので割と認識が上がっているだ。
リーらしいバックスタイルだがバックポケットの飾りステッチは見慣れたカーブではなく直線のステッチ。
右バックポケット上にはネームパッチ用に厚手の革ラベルが付いている。
どこかラングラー的な要素が従来のメンズ・リーとの違いだ。
他にも両サイドシームがダブルステッチだったり股間にクロッチリベットがあったりと同時代のメンズとは大分違う。
ジッパーはグリッパーネームのカムロック式。
ユニオンチケットはメンズ同様バックポケットに内側に縫い付けられている。
ボーイズのキングサイズと云う事でメンズ最小に近い大きさだがやはり型紙は違う。
ハイウエストでウエストの割には臀部は少々ルーズで両脚はやや太く穿き易いスタイル〜無論子供にとって。
フロントボタンは当然スナップボタンになっている。
バックヨーク裏には黒タグが縫いつけられている、まだ○Rがない1950年代後半のタイプ。
刺繍織りの文字で非メンズ故の見慣れぬサイズ表記等が新鮮だ。

そして最大の?特徴たるバックポケット。
デッドストトックなのでプレーンだがユーズドだと油性マジックで名前を書かれた物も見かける事がある。
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