MillReef Spirits
1930〜40年代のスニーカーを思わせる爪先が大きく反り返ったアーミーシューズのような外観のスニーカー。
現在は生産を終えているがギャロップと共に初期のミルリーフを支えた代表モデルの一つ。
アッパーはキャンパスではなくデニム素材、ネイビーはご覧のようにブルーデニムで別カラーはそれぞれのカラーデニムを採用していた。
踵部分にはセルビッジが見えるように配置されている。
全体的にバッシュタイプの復刻が多いだけに、このテのデザインが商品化されるケースは稀で貴重な存在だ。
ジーンズだけではなくチノパンにも合わせたい一足です。
Cushman Sneaker Lo
1950年代のHOODのスニーカーの復刻モデル。
当初はハイカットが販売され続いてローカットがリリースされたがオリジナルには存在しない多色展開でユーザーを楽しませてくれた。
アッパーサイドのベンチレーションホールがサイドゴムを貫いてるのは古い年代のバルカナイズシューズの特徴で見事に再現している。
尚、元ネタになったHOODのスニーカーはBFグッドリッチ社が生産していた為、同社の代表ブランドであるPFフライヤーズにデザイン上、類似点が多い。
その為、その復刻、レプリカにも結果的に似ている面が見られる。
クッシュマンのブランドポリシーとして単にビンテージに外観を似せるだけではなく現代の商品としても高い品質である事が必然だ。
よってそのクッション性能は同系統のシューズの中では抜きんでたものである。
DubbleWorks Sneaker Lo
ウエアハウスがダブルワークスのラインで販売しているスニーカー類は1960年代のPFフライヤーズを参考にしたモデル群だ。
ミッドカット近いラインのハイカット、このローカット、更にハイカットと合計三度販売されているが、それぞれ時期により微妙に違いが見られる。
このローカットはかなりシャープなデザインで現代的なデザインの良さも取り入れられている。
インソールは取り外し可能でクッション性の高い物を採用し天然ゴム性のアウトソールもグリップ力が高く実用性も高い。
よりビンテージ感を出す為かベンチレーションホールの位置が改善されている。
何故かインソールがPFソールのコピーではなく、1960年代までのシアーズローバックス社のスニーカーのデザインを模倣している。
DubbleWorks USA FRAG Sneaker Lo
1960〜70年代に実在したマイナーブランドのスニーカーを元にしているがアウトソールや全体的な造りは以前のPFレプリカが原型の為、オリジナルとは微妙に違う。
それ故のダブルワークス・ネームでの販売と思われる。
(原則的にウエアハウスは実物を、ほぼ忠実に再現しているが、ダブルワークスのラインナップを見ると意図的なアレンジやデザインに手を加えた物が多く、使い分けの一つの基準をそこに見る事が出来る。)
派手なデザイン故、好き嫌いが分かれやすいがビンテージで実在したデザインなだけに実は意外とジーンズとの相性も良い。

ビンテージデニムの再現では特に高い評価と人気を得ているウエアハウスだが現在、クッシュマンと並んで高いレベルのレプリカ系スニーカーを輩出しているブランドでもあると評価したい。
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