Wrangler Denim Vest(1980's)
アクリル100%のパイルボアをライナーに備えたデニム素材ベスト。
このタイプは80年代のモデルだが、70〜80年代にはライナーの有無、素材違いなどでかなりのバリエーションが存在した。
どちらかと云えば実用性の色合いが強い一品で、正直オヤジ臭いアイテムなので日本で受ける事はないだろう、事実古着屋での評価はかなり低い。
ブランドタグは三角タグではないが記述内容から80年代以降のタイプと分かる。
ロープロゴは細文字で、その下には、NO-FAULT DENIMSの表記が入る。
ブランドタグの下には品質表示タグがあり、VL200NVのロットナンバーが確認出来、NVはカラーナンバーで、80年代のブルーデニムや同色の異素材モデルでも見る事が出来る。

胸ポケット。
ジーンズのバックポケットをイメージしたデザインだ、リベット補強はされていないが、クロスしたサイレントWが施されている。

ボタンは全てデニムジャケット共用パーツを使っている。
織りネーム。
80年代の特徴で、70年代の物より、一回り程、大きい。
又、○Rが、ロープロゴの下から上に変更されているのも80年代以降ならではだ。
このタグの巨大化はデザイン的にも影響を及ぼしている。
特に小さいサイズのジーンズ、ジャケットでは、その巨大さが誇張され、従来の小さいサイズ(60〜70年代のオリジナルや日本製レギュラーなど)に見慣れている者には違和感を感じさせる。
最もアメリカ製レギュラーモデルに慣れていれば、何も違和感を感じないでしょうが・・。



【購買手記】
地元の古着屋のセールで購入。
ほぼデッドストック状態で二千円は安いのか妥当なのか・・ちなみにその際のセールで、ジャケット類はオール二千円で、60〜80年代の様々なジャケットが安くなっていたが、まあ、上手い具合に美味しい所だけを味わうのは難しいですね〜。
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