Maverick 3J03MJ(1970's)
マーベリックを代表するデニムジャケットで、同じくラングラーを代表する124MJのマーベリック版モデル。
基本的なデザインはジーンズ同様に、ほぼ同一だがブランド名が入るパーツ類と飾りステッチのみがラングラーと異なる。
このタイプは1970年代初期の左綾デニムを採用したタイプで生地感は60年代末期の14オンス左綾デニムとほぼ同一である。
首元のブランドタグは残念ながら欠損しているが生地等からも、ある程度の古さを実感出来る。
ゴールドミミ。
裏返すとフロントの開き部分に生地端が使われてる。
又、ボディー両サイトにあるポケット、ハンドウォーマーにも生地端が確認出来る。

ハンドウォーマーの縁。
綾デニムらしいウネウネが見事に出ている。
無論、ブロークンデニムでも古い物なら当然、出るがラングラータイプのジャケットでは顕著に出る色落ちのポイントの一つ。
左胸ポケット。
基本的には同時代のラングラーと同一で違いはブランド名から由来するM型の飾りステッチと、スナップボタンと織りネームのブランド名のみ。

飾りステッチは少々、雑だがブロークンデニム全盛期の物よりは、やや丁寧か?
Mの位置がポケットの中央にバランス良く配置されている。
より後代になるとラングラー同様に下にズレていく。
*注
ラングラーの飾りステッチにはサイレントWと云う名称があるがマーベリックの場合、どう云うべき聞いた事がない。

1970年代のデニムジャケットにおいて決して左綾デニムは皆無ではない。
ただその玉数の多さはラングラーを凌いでおり、マーベリックのみ継続採用していた、あるいは余剰デニムを採用していたと考えるべきだろうか?



【購買手記】
大須の古着屋で購入。
綾デニムと云う事でうやや高めの1万円ちょい。
実に綾デニムの玉数が多いマーベリックだが市場全体から見れば当然、ラングラーより少なめなので気に入った即買いをお勧めした一品です。
特に年代の割には古い生地感を楽しめる点が魅力か?
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