Wrangler 20MJL(1970's)
先に紹介した20MJLの数年後のタイプ。
基本デザインは全く同じで、このジャケットは1973〜1976年に製造されてたモデルだ。
使われているデニム生地は左綾デニムでブロークンデニム全盛の時代でありながらライナー付ジャケットでは、まだまだ採用されていたようだ。
70年代初期までの20MJLはストレッチ感の強いジェルト系を採用しており60年代の物と質感の似ているが、このモデルの生地はストレッチ感が減退しており、ラングラーの生地の変化、ブロークンデニムもオンスが上がり硬質化する流れ、とリンクしているようだ。
セルビッジ。
ジャケットの前を開くと生地端が確認出来る。
平ミミでカラーから70年代以降の生地だと分かる。
60年代よりも品質が向上した綾デニムは糸の不均一感が減り、縦落ち感がかなり弱まっている。
又、ストレッチ感が弱まりジェルト系、特有のダラダラ感もあまり感じられない。
同時期のブロークンデニムが縦落ち等、ビンテージ感をまだ残しているのに比べると綾デニムの方がより近代化しているように思える。
ブランドパッチ。
1973〜1976年に採用されていた太文字ロープロゴのタイプを採用している。
太い文字で力強くブランド名を誇示すると同時にさりげなく国産表記(アメリカ製)を顕示している。
【購買手記】
これも似たようなジャケットを集中的に購入した時期に同じく手に入れた。
元々、着用期間の限られているジャケットを大量に手に入れても中々着れないのが実態です。
買いすぎも程ほどにって事で(笑)。
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