裏側から縫製を確認すると直ぐに分かる。
ボディー前後を縫い止める縫製は以前のままだが腕の付け根箇所は生地が巻かれていない。
複数の分厚い生地を合わせて折りたたんでミシンを掛けるのは手間であると同時に技能も必要になる。
より高い生産性を求める時代的要求から生地を畳む工程を省いてる。
1960年代ではブルーベル社製造のワークウエアにおいて一枚生地ではないライナーモデルではこのような仕様変更が行われておりカバーオール等と同様にラングラーのG-ジャンでも裏地付きのみ仕様変更されている。
1970年代以降は腕の付けの取り付けをラングラー全モデルにおいてインターロックで統一化し更に簡略化が進む事になる。
袖口。
ポケットのフラップ同様、袖口もスナップボタンでの開閉になっている。
リベット補強がバータックに省略化されているのが確認出来る。

セツビッジ。
フロント裏にはビンテージデニムの証である生地端、ゴールド耳が露出している。
ジェルト系軽オンス生地の為か通常の14オンス左綾デニムとは異なり平耳になている。






【購買手記】
8MJLを古着屋で購入してから数日後、偶々訪れた古着屋に60〜70年代のデニムジャケットや格安で大量入荷しており、嬉々として買い込んだ中の一枚。
何故かマイサイズはライナーモデルばかりでした・・。
ラングラータイプに限らずライナー付きのジャケットは復刻されるケースが少ないのでラングラーに限らず一つは持っていたい物ですね。
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