コインポケット。
50年代とは違いリベットによるコインポケット縁の補強が省略化され同様にポケットのサイドステッチも省略されており60年代半ば以降のボディーと推測出来る。

グリッパージッパー。
グリッパーネームのカムロック式ジッパーを採用している、ビンテージらしい希少なジッパーだ。
スレイーキー。
セイルクロスのスタンプが押された極圧のコットン生地を継続採用している。
70年代以降では見られない素材へのこだわりが嬉しいところだ。
ベルトループ。
定番の七本仕様だがセンターベルトループがオフセット式から中央のヨーク部分にキッチリかぶるようなっている。
これも縫製設備の向上による近代化した箇所であり同様にヨーク部分の重なっている箇所の縫製もあまりズレはない。
*注
解説で触れたようにメンズ以外のデニムにおいて詳細な年代判定が難しいケースがある。
理由は「メンズには存在しないデザイン」のケースや「メンズとは異なるディティール」「古いパーツや素材が新しいボディーに付いている」ケースが多い為だ。
無論、メンズと同じデザインでタグも一緒のモデルもあり実にややこしい。




【購買手記】
ビンテージクロージングにおいてキッズ、レディースはどれもお買い得です。
メンズサイズではないと売れないからですが、子供用でありながらアメリカの衣類だけあって、メンズ並みに、あるいはメンズの最小サイズよりも大きいサイズがあるのも又、事実。
これもかなり格安でレギュラーデニム以下の値段で買えたのはなんとも嬉しいところです。
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