Lee JELT DENIM
Denim fabric for advertisement(1950's)
リーの歴史を彩る多彩なワークエウアの素材に使われていたジェルトデニムの広告用グッズ。
デニム生地を型抜きしオーバーオールのデザインをプリントしただけの簡素な量産品だがその性質を視覚的にアピールする当時のイコンとして存在し、その価値が意味性を変貌させ今現在でも通用している。
ジェルトデニムは1925年に登場し強撚糸で編まれたオンスの低さの割には丈夫で動きやすいデニムの事だ。
リーが開発したような伝説もあるが実際にはコーミルズ市販の818デニムに過ぎない。
だが独自の名称を付ける事により他社より品質の有利さをアピールした経緯がある、なんとも商売上手だ!まあ当時のリーバイス程ではないが。
大きさを分りやすく表現する為にマニフォールドのコインケースと並べてみた。
実に小さく薄っぺらい実物ではあるがその素材意義は前記したとおりである、これもヴィンテージ・アメリカン・クロージングの歴史を証明する貴重な遺物である。
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