Bata
1894年、チェコスロバキアで誕生したバータは19世紀末の誕生から21世紀初頭の現代まで続く歴史と伝統のあり、ヨーロッパ、アジアでも展開されている国際的なブランドだ。
ただし東アジアでは市場展開されておらず、アメリカでも過去のようなスポーツラインを展開していない為に我々にとって非常に馴染みが薄い。
稀に目にしても大半が女性用で現代のメンズ・スニーカーを見かける事はほとんどない。
その為、目にする機会があるスニーカーは古着市場のアメリカ製スニーカー群、しかも1930〜1980年代と全て過去のモデルだ。
ブランド自体がヨーロッパ発であっても当時、アメリカ国内で企画生産されたそれらは正にアメリカンスピリッツを体現した物には違いなく、今も残るコンバース、ケッズに匹敵する製品も多いが大衆向け特有の安価な作りのモデルも多く当時は相当数生産されていたようで今でも古着市場の流通量は比較的多いブランドの一つだ。
又、別ブランドネームで販売されていたバータ製スニーカーもあり、兎に角、古着好きには縁が深いブランドだ。
そして現存するがビンテージでしか出会いのない一風変わったブランドでもある。
Bata Track and field sports shoes(1960's~1970's)
1960年代後半から1960年代前半くらいの陸上競技用シューズ。
コンバース、ケッズ等、同時期の他社に酷似したデザインでバルカナイズ製法のしっかりした作りだが爪先の反り返った形状故、街履きにはあまりむいていない。
(ちなみにバータのシューズは他社〜この場合、本家アメリカン・ブランドのデザインを模倣したモデルが多く、どこかマイナー感をぬぐい去れない)
ベンチレーションホールが爪先、アッパー両サイドのゴムに大きく開けられているのも特徴。
シューレースは当時ではまだ珍しい化繊素材を採用している、丈夫だがかなり滑り、結んで直ぐに解けてしまい、あまり良いとは云えない。
云うまでもなくアメリカ製で、当時国内で生産販売されていた物だ。
アッパーはコットン100%のキャンパス素材。
アウトソール及びトゥキャップは天然ゴム素材、迫力のある素材感は今でも健在だ。
ビンテージらしい面構えの1足で現在のスニーカー及び復刻系統でも先ずお目にかかれないだろう。
Bata Super Bullets B.B ox (1960's~1970's)
1960年代後半くらいのオックスフォード仕様のバスケットボール・シューズ。
弾丸を意味するBulletsのヒールパッチが付くシリーズのモデルで品質はコンバースとケッズの中間くらいとかなり高い。(多少、フォキシングテープ等が薄く耐久性がコンバースより劣る程度)
同時代及び、それ以前にハイカットの同形モデルも存在する。
ヒールパッチにはBulletsのネームが入るがSuperが追加されている。
この有無が明確な年代判定の根拠にならないのは情報の少ないバータならでは。
多分、無い方が古いモデルと思われます。
キャンパスアッパーの裏側には判読しづらい文字が全面プリントされている。
インソールはプレーンで右足にシールが貼られているのみ、当時にしてはひどく簡素だが派手なソールデザインのモデルもちゃんとあり、インソールのクッション性能には特に差はないようだ。
似たようなデザインでディティールを簡略化モデルも見られ事からかなり長期間、多少のマイナーチェンジを加えられて販売され続けていたようだ。

バータのスニーカーにはこのページで紹介している陸上、バスケ以外にもレスリングシューズ、ランニング、スパイク仕様等、多くの競技に適したスニーカーが存在していた。
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