Lee 101Z (1960's)
リーの定番モデル101Zの1960年代後半のモデル。
ギリギリ、ビンテージのラインに位置するジーンズだ、オープンシームだがセルビッジはなく、タグとパッチには(R)と"M.R."が入っているが、その生地感は明らかにビンテージの風合いに溢れた左綾デニムで、バックポケットには内張りもされている。
デッドストックで購入したのでタグ、フラッシャーが残っており品番が101Zであると確認出来た。
各種ディティール。
1970年代初期と大差ないが200番台とは明らかに異なる生地の染め、ムラ感、そして色落ちが最大の特徴。
充分ビンテージの風合い&風格が楽しめる逸品だ。
Lee 200-1401 (1980's)
1980年代のカラージーンズ。
200番の素材違いモデルで当時らしいスリムフィットのスタイル、腰周りのタイトフィット、足首にかけてのテーパード具合が特徴。
リーに限らず、リーバイス、ラングラー更にはストア系(この時代ではデパート系と云うべきか?)ブランドに至るまで当時は似たような商品を販売していた。
基本的にスリム、ポリコットン、複数カラーが主な共通項でこのジーンズも色違いが無数に存在する。
素材に関しても当時らしく革ラベルは合成素材、生地は前期したようにポリコットン生地を採用している。
黒字にグレーのピンストライブのデザインはより古い年代のテーパードパンツを思わせるが素材感、型紙等に違いが見られる。
リーに限らずこの時代のカラーパンツはポリコットン素材が多いが、60〜70年代とは違いストレッチ感がなく、あまり心地よくないのが気になるところか。
リーが本家アメリカにおいても元気だった最後の時期にかかる商品でしょうか?
既にリーとラングラーはこの時代、同じVFグループの傘下になっており、同系列のデニムブランドであるマーベリックは休止しラングラー自体もモデル数を大幅に減らし、それに歩調を合わせるようにリーの影も徐々に薄くなってゆく・・
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