Wrangler 74301BN(1980's)
1980年代の前半、当時のラングラーにおける定番デニムジャケット124MJタイプの異素材ジャケット。
素材はポリコットン素材のコーデュロイで、ジーンズと同一素材だと思われる。
現在の感覚では、定番デザイン=異素材にも使われる、と云う感じだが、何故か70〜80年代のラングラーでは、127MJ系統のデザインが、デニム以外の異素材モデルでは主流で、このように124MJ系統のデザインは意外と珍しい。
基本的には、コーデュロイ素材と云うだけで、ブロークンデニム製とはデザイン的に、大差はないようだ。
胸ポケットには、クロスしない近代的なサイレントWが施され、ボタン類はデニムと共用パーツだ。
左胸ポケット上にある、織りネームもデニムと共通で、80年代らしい、やや大きめなタイプを採用している。
又、素材であるコーデュロイは、やや退色し、光の加減で、色合いにムラが出ているのが分かる。
ブランドタグ。
1970年代終盤から登場し80年代前半にはよく見られる、三角タグを採用している。
デニム素材ではない為、NO-FAULT DENIMSの表記がなく、一見して70年代ぽい、またタグの横に素材等の表記タグがつく、素材、モデル名、サイズ等が確認出来る。

ヨーク部分。
デニムとは違いダブルステッチだが、同時代にトリプルステッチを採用した、コーデュロイ素材ジーンズも存在する事から、トリプルステッチを採用したタイプも存在しているかもしれない。
色落ちはしない、とよく云われるこの素材ですが、いわゆる退色、変色はする。
今回掲載している画像でもだいたい、それは確認出来ると思いますが、ヨーク部分のように、ちゃんとパッカリングしている箇所もあり、全く色落ちをしない分けではない。
古着屋では、豪快な色落ちをしている60〜70年代のコーデュロイ素材のジャケットやジーンズをよく見かけるが、このジャケットも、いずれはそうなるでしょうか?
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