Maverick 3D68D0N(1970's)
1970年代最初期のマーベリック、デッドストック状態のジーンズ。
パーマネント・プレスと呼ばれる、折目などの形態が安定しているポリコットン素材の生地で出来ており、洗濯による皺や型崩れが出ないのが特徴。
1960年代後半くらいから様々な商品に多様され多くのメーカー同素材のシャツやパンツを販売していた。
つまりはリーバイスで云うところのスタープレストのマーベリック版ですね、テーパードとフレアの二種類のスタイルが確認出来ますが70年代では当然、このようなフレアの方が主流です。
ボタン。
非ブルーデニム系統では共通タイプを採用し、ジッパーはスコービルのカムロック式を採用しジッパーテープは外付け仕様。

インサイドタグ。
1960年代末期から見られるタイプと同じ物を採用している。
配置は従来と同じだが横向きで赤文字の60年代タイプで古さを醸しだいしている。
織りネーム・タグ。
黒タグは従来と同じ位置に配置されている。

フラッシャー。
如何にも70年代らしいイラストでウエスタンスタイルの物とは異なるタイプで、下部に素材についての明記も見られる。
上部に本来のブルーデニムなら窓枠状に切り取られているであろう箇所にプラパッチのイラストがある。
つまりはプラパッチが付いていないと云う事だ。
こういったパンツ類もコーデュロイ素材と同様にプラパッチが付いていないタイプが主流だ。
尚、このイラストは決してパーマネント・プレス専用ではなく、ベルボトムのブルーデニムも見られる事から、フレアスタイル用の物だと分かる。
よーく見ると男性が穿いてるパンツはインディゴデニムにも見えなくは・・ない。
ウエストバンド上のペーパータグ。
フラッシャーとは別に帯部分に縫い付けられていて、品番、サイズ、素材等が分かる。

ジーンズを始め多くのメーカーの様々なパンツ類でこの位置に縫い付けられているが、かなり太い糸で縫い止められてる為、紙だけ剥がして糸が残っている古着をよく見かける。
【購買手記】
珍しくネット通販で購入。
デニムではない、そしてジーンズではないスラックスタイプのパンツ類はサイズ感覚が非常に難しい。
60年代のテーパードパンツ、70年代のフレアパンツ、いずれもタイトなシルエットなのでサイズを上げないと着用できない場合もある。
それ故に試着をお勧めしたい商品だ。
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