Maverick Denim WesternShirt(1980's)
マーベリックの定番ウエスタンシャツ、1980年代半ばのタイプでマーベリックではブランド最後の時期に販売されていたシャツ。
シャツらしいライトオンス、8オンスの右綾デニム製でラングラー127MWのマーベリック版、基本デザインは全く同じで違いはブランド名が記されているパーツのみ、と云いたいが両胸ポケットに飾りステッチが無いのが一番大きな違いかだ。
1990年代にラングラージャパンが展開していた日本企画のマーベリックの商品はラングラーと同じように全て胸ポケットに飾りステッチが施されていた。
それは復刻シリーズも同様だったがヴィンテージの実物、60〜80年代におけるマーベリックのウエスタンシャツにM型の飾りステッチは見られず、このようにプレーンな仕様になっている。
胸ポケット。
ご覧のように飾りステッチがない。

織りネーム。
左胸ポケットのフラップ上に配置され、既に80年代半ばの為、新しいタイプのブランドロゴを採用している。

スナップボタン。
60年代後半に登場し現行の物と大差ない形状の丸型の薄いタイプを採用している。
リベットのネームはRAU KILIKT。
70〜80年代ではスコービル・ネームよりも頻繁に見られる物だ。
ブランドタグ。
ラングラーとは全く異なるデザインで、カウボイーイの顔が描かれている。
マーベリックでは末期のタイプで、デニムジャケットにもサイズは異なるが同じ図柄のタグが付いている物もある。

尚、濃紺のミントコンディションでインサイドタグ等も全て残っているがどこにもモデル名が明記されていない為、正確なモデル名は不明。
マーベリックの場合、何故かラングラーではある筈の箇所にロットナンバーが明記されてないケースが多く、中にはデッドストックであっても、本体とフラッシャーのどこにも書かれていない事もある。
【購買手記】
ヴィンテージを扱っていない、廉価な現行衣類しかない古着屋で購入。
これぐらいが古い中でも限界の古着屋に顔出しする事は数年に何度あるか、ないかである。
で、そんな二年ぶりの来店で発見した一枚です、値段はまあ普通。
オールドではあるが洗い加工が一般化した時代の商品なので、これだけ色が残っている、つまりは未加工モデルは意外と手に入り辛い。
希少な最後のマーベリック、そして最後のアメリカ製でもある。
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