Maverick 55MJ(1970's)
	１９７０年代終盤のマーベリックの系オンス、コットン素材のジャケット。 春向けと思われる薄手のキャンパス生地でジャケットと云うよりもシャツのような生地感でカジュアル色の強い一品。 基本デザインはリーバイス社のジャケットのデザインをラングラー＆マーベリック風に取り入れた127MJ系統の物だがフラップ上に飾りステッチが採用されていない。 正確な年代は不明だが７０年代中盤くらいのデニム、非デニムの同デザインのジャケットはラングラー、マーベリックのいずれも飾りステッチを採用していた。 ７０年代後半になるとデニムジャケットは生産されなくなり、非デニム系統の専用デザインになり、多様な素材、カラーのジャケットが両ブランドネームで販売されたが、この55MJのようにフラップに飾りステッチは採用されていない。
	各種パーツ類。 ブランドタグはラングラー同様に三角タグに変更されている事から７０年代でも終盤だと分かるが明記されている内容には変化がなく、まだブルーベルのマークがある。 織りネーム、ボタン類は全て旧ロゴで７０年代の標準仕様。 デッドストックで購入した為、フラッシャーも残っているが胸ボタンにかけてるだけの為、外れ易い。 デッドストックであるが故に、モデル名が判明した55MJだが何故か同時代の異素材ジャケットにはモデル名不明が多い。 それはデッドストックであっても、インサイドタグ等にどこにもモデル名が明記されていない為だ。 どうやらスポット生産的なモデルの場合、簡素な商品管理コード以外にはこれと云ったロットナンバーが付けらていなかったケースがあるようだ。 【購買手記】 これもサイト開設前に確か古着屋のネットショップで購入したと思う。 時期的にビンテージブームが下火になっていたので扱いもレギュラーの新品扱いだったのでかなり安く購入した。 ラングラーよりもカジュアル色の強いマーベリックでは７０年代後半から８０年代初等に数多くの非デニムの衣類を販売しており、まあデザイン的にはビンテージ感は薄いものの一点ものが多く、しかも安いので古着好きにはたまらないのではないでしょうか。