ケッズは1892年アメリカ、ニュージャージー州、当時アメリカ国内に存在したラバー関連会社19社中、16社が合併する事により誕生したUSラバーカンパニーのブランド。
KIDS(子供)とPEDS(足)を合わせた造語をブランドの語源とし、低価格帯のスニーカーを製造販売しスニーカーの普及に貢献した。
1958年にはプロユース・ライン「プロケッズ」をスタートしコンバースと共にスニーカー創世記から活躍した。
1940年代製造、アメリカ製。
バルカナイズ製法で作り上げられ既にハイカット・キャンパス・バスケットシューズとしては基本的な形は完成していた。
アウトソールは薄くクッヨンは弱い、ソールパターンはカレンダーソールと呼ばれるゴツゴツとした岩肌のような形状の天然ゴム製ソール。
インソールは以後の年代に登場するクッションソールと比べるとシンプルで、ベンチレーションホールがない等、発展途中を思わせる箇所も確認出来る。
スピードアーチらと酷似したデザインだが正確なモデル名は不明。
US-Keds(1940~50's)
40年代後半から50年代初等くらいのスニーカー。
薄いアウトソールやカレンダーソールのパターン等、デザインと作りは40年代の物だがクッションソールを採用している事から50年代に入ってのモデルかもしれない。
デザインはそのままにクッション力を向上させたスニーカー発展史を飾る一足だ。
こちらもモデル名は不明だがデザイン的に40年代のそれを色濃く残している。
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