Russell&Southern Cotton-Rayon T-Shirt(1950's)
ラッセルとサウザンのダブルネームのコットン・レーヨンTシャツ。
化繊素材が一般化する以前は丈夫なスポーツウエアとして頻繁に採用されていた、表側はレーヨンで裏側はコットンで汗を吸い肌触りにも対応した作りになっている、洗い込むと白く毛羽立ち独特の風合いを出す。
ラッセルとサウザンは別会社とも同一会社の別ブランドとも云われるが50〜60年代にはダブルネームと単独ネームがそれぞれ別に存在していた。
1902年、創業のラッセル・アスレチック社はチャンピオン、ヘインズらと共にアメリカのスポーツウエアの文化を築き上げた名門ブランドだ。
古着市場でも各年代のカットソーは高い評価と人気を得ている。
Russell&Southern T-Shirt(1950~60's)
ラッセルとサウザンのダブルネームのカレッジ・プリントのTシャツ。
50年代後半から60年代初等のタイプで、プリントタグの表記内容が以前よりも詳細な情報が記されている。
タイトで短めな袖とインナーとしてのスタイルをまだ維持している。
バインダーネックの丈夫な首元も特徴だ。
Spruce Ringer T-Shirt(1970's)
1970年代のスプリュースのリンガーTシャツ。
赤い霜降り生地でポリコットンだがコットンの比率が高く、そこそこの肉厚感がある。
プリントは珍しいガールスカウト物。
スプリュースをリリースしているのはノースキャロライナ州にあるワシント・ミルズ社、同時代を代表するカットソーブランドで多くのブランドにボディーとして採用されていた。
近年、アメリカ製の復刻シリーズも脚光を浴びているがまだまだ本物の出来栄えには近づいていない。
ヘインズ、オレンジタグのリンガーTシャツ。
70年代から80年代初期の物でアールヌーヴォーぽい?裸体画が油性ラバープリントで施されている。
同時代を代表するポリコットン・ボディーは薄手でタイトなシルエットだ。

油性ラバーはアメリカでは今でも一般的なプリント技法だ、日本では設備的に可能なメーカーは意外と少なく出来ても発色やラバーの厚みで本場のそれよりも雰囲気が劣るケースが多い。
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