Wrangler 77MJZ(1960's)
先に紹介した77MJZのプレーンタイプで、いわばノーマルな仕様の77MJZ。
基本デザインはブルーデニムの24MJZと同一で生地のみ、ややベージュがかった生成りデニム(ヌードデニム)で表記は無いがオンスは14オンスだろうか、ブルーデニムとほぼ同一の質感でウエスタンウエアらしい丈夫さは失われていない。
同品番の系列で77MWZ等のジーンズも存在し1960年代のラングラーを飾った素材の一つ。
基本デザインは24MJZと同一、と云う事で60年代半ばのモデルチェンジの際に登場したモデルだと分かる。
左胸ポケットのフラップには切り込み式のペン挿しがある事からモデルチェンジ即の物ではないようだ。
24MJZ等でも初期生産分には11MJZのようにセパレート式のペン挿しを採用しているタイプがあるからだ。
ただしヨーク上部に織りネームが付いていない事から60年代末期でもない事が確認出来る。
又、フラップを留めるスナップボタンはシルバータイプを採用。
ブルーデニムとは違い異素材、別カラーモデルにはシルバータイプが採用されている事がおおく、これも採用している。

縫製は全て本体と同一カラーの為、分かりづらいがブルーデニムと変わらない縫製が施されている。
クロスしたサイレントW、丸カンヌキ、等ビンテージのディティールが確認出来る。
インサイド。
ボタン式の111MJタイプ、124MJタイプの系統と違いジッパー仕様の11MJZタイプ、24MJZタイプの系統はよりタイトなシルエットだが、生地の分厚いデニムジャケットにおいて着心地の悪さを感じさせない為に採用されているゴムテープが確認出来る。
本体色と同色が使われているケースが多いゴムだがこのモデルでは白系統ではなく灰色系統の物を採用している。
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