Wrangler 77MJZ Champion jacket(1960's)

24MJZの異素材モデル、77MJZのチャンピオンジャケット。 素材は染まってない生成りの１４オンス左綾コットンで、ディティールはデニムモデルと同一。 チャンピオンジャケットにしては後代のモデルで、これよりも新しい年代では見られない。 採用されているボディーが12MJZが生産終了後の時代だけに、年代の割にはこれもかなり貴重です。 尚、背面の刺繍は６０年代前半から引き継いで５０年代より下に配置されています。

ブルーベルマークのワッペン。 チャンピオンジャケットの特徴であるワッペンだが文字の色が赤色でこれまでのチャンピオンジャケットには見られない珍しい物だ。 胸ポケット。 フラップのペン指しが切り込み式になっており６０年代半ばのボディーと推測出来る。 スナップボタンは異素材モデルでは通常仕様のシルバータイプ。 ５０年代に登場した22MWZ、33MWZ等の異素材モデルに採用されて以降、ジーンズ＆ジャケット共にインディゴデニム以外のモデルには標準パーツとなっている。

首元はスナップボタンでの開閉になっており、パーツは他の個所と同等の物だ。 染められていないヌードデニムだが左綾織りの質感は従来のブルーデニムと同様でビンテージの質感を有している。

ウエストゴム。 タイトで硬い生地の衣類において着心地の悪さ、身動きし辛さを軽減する為に採用されたディティールだがデニムモデル同様に採用されている。 ただ残念なのはゴムが伸びきってしまい抜群のフィット感を体感出来ない事だ。