Wrangler 11MJZ(1950's)
ラングラー初のジップフライ・デニムジャケット、11MJZ。
1956年に登場し、同時期にモデルチェンジした111MJ同様のデザインを持ちながらも左側のみの胸ポケットやジッパーによる開閉等、独自のディティールも多い。
以後、ジッパー式のデニムジャケットを定番化してゆくラングラーブランド史上では極めて意義のあるモデルです。

ビンテージでの人気、知名度は元よりビンテージレプリカの世界でも各社が復刻、再現を試みている人気ジャケットだ。
左胸ポケット。
同時期のモデルチェンジにより111MJ共々、採用されたペン挿し付きのポケット。
フラップの開閉は定番のスナップボタン式で、飾りステッチであるサイレントWは、黄色とオレンジの二色使いのステッチ。
ただし綿糸が既に退色しているので画像では色の違いが確認し辛い。
腹部分にハンドウォーマーと呼ばれるポケットをボディー両サイドに追加し、3ポケット仕様になっているが右胸ポケットの省略の意図は判然としない。
111MJにはちゃんと残っており4ポケット仕様になっている。
ただし以後の111MJ系統のデニムジャケットが3ポケットになっている事を考えれば当時は、このスタイルが好評だったようだ。
ただし、その3ポケットも僅か数年のみで以後の年代では4ポケットに全モデル移行している。

ブランドタグ。
レーヨン素材のたタグで白タグでは二代目のタイプ。
縦ベルマークから一直線に並んだ、ロープロゴ、サイズ、サンフォ表記の中からサイズのみ横に移動している。
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