Wrangler 888MJL(1950's)
11MWZのジャケット版とされるラングラーを代表するジャケット111MJのライニングモデルがこの888MJL。
基本デザインはほぼ同じでライナーを張り付ける事により防寒対策を施した優れたジャケット。
ライナーを見てみると単に追加縫製されているのではなく一連の縫製行程において組み立てられているのが分かる。
その手の込んだ作り込みは正に手間を惜しまない”古き良きアメリカ”を象徴するクロージングそのものである。
888MJLは誕生当初はゴールドライニングであったが二代目モデルはこのチェック柄のタイプ。
他社のライニングモデルとは異なる随分と華やかなライナーでブルーベル社が40〜50年代に展開していたキッズラインのデニム製品のライナーに通じるものがある。
だがこのタイプは111MJのマイナーチェンジに伴い直にモデルチェンジしライナーの素材も変更される。
50年代後半の短期間しか生産されていない為、これもビンテージラングラーを代表する超レアなジャケットです。
アクションプリーツ。
ビンテージラングラーならではのディティールで他社のデニムジャケットではあまり見られない。
他社のG−ジャンよりタイトなシルエットでありながら馬上での激しい動きに対応出来る当時としては最新のギミックだ。
アジャスターストラップ。
これもビンテージラングラーならではウエスト調整ベルト。
11MJZがゴムによるウエスト調整を採用したが評判が良かったのか、以後の111MJもモデルチェンジの際、ゴム式を採用する事になりアジャスターストラップは廃止になる。
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