ブルーベルマーク。
ラングラーの母体であるブルーベル社のマークのワッペンが肩袖に取り付けられている。
チャンピオンジャケットの証のパーツだがブルーベル社のワークジャケット等にも取り付けられているケースもあり色々な使われ方をしていたようだ。

袖口。
こちらもラングラーのジャケットでは御馴染みのスナップボタンでの開閉式になっている。
又、リベット補強もされている。
非デニムはデニムよりも先に省略されているケースが多いパーツのようだ。
パッチ。
縦ベル付の50年代仕様だがチェーン刺繍により判読出来なくなっている。
基本的に出来上がった商品にカスタムを施すようになっているので、このような結果になる。

首元のボタン。
フロントはタロン社製ジッパーでの開閉式だが首元には一つボタンが付いている。
スナップ式ではなく通常のドットボタンになっている。
より後代ではスナップ式にチェンジしている。
*注
チャンピオンジャケットとはカスタムされたジャケットの渾名であり、赤サテン等のボディーとなるカラージャケットの事ではない。
ブルーデニムのジャケットにカスタムを施したチャンピオンジャケットや同様のカスタムを施したウエスタンシャツ等も50〜60年代には少数だが生産されていた。
原則的にそれらはラングラー主催のロデオ大会のチャンピオンに寄贈された物や会場スタッフ用、一般販売用等で用途によりボディーカラーや素材が区別されているとされる。
ただしビンテージ市場ではそれら以外に個人や団体がカスタムしたモデルも同様にチャンピオンジャケットと呼ばれている。

背面の刺繍の位置や内容は微妙に異なるモデルも存在し、50年代の初期はブルーベルマークが背面に付けられていたりする。
50年代末期から60年代のモデルはWRANGLERの刺繍の位置が下になっている。




【購買手記】
数があるようでない、ないようであるのがチャンピオンジャケットですね。
だいたい30万円前後と云うのが平均価格のようですが意外と一品物が多く、ある意味、「同じような物でも沢山欲しくなる」典型的なジャケットでしょうか?
上手い具合にボーナス時期、目前に入荷した為、ほぼ即買いでした。
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